夫との出会いはとある飲み会からでした。
私は当時、仕事が激務でかなり疲れがたまっていましたが、親友からの誘いということで断れずに飲み会当日を迎え、店に到着。
そして入店。
まだ自己紹介も始まる前、というよりも席に着く前の入室時、すでに到着していた男性陣をみまわして
ハッと思いました。
似ていたのです。当時ブレイクしていた芸人に。のちの夫が。
その興奮をそのままにのちの夫に「似てるね~!」と言ったというよりも叫んでしまいました。
今思えば、大変失礼なことをしてしまったなと。
でも、この発言がなければ夫との結婚もなかった気もしますが。
普段おとなしい私のいきなりの暴言に、横に立っていた親友がビックリしていたのを覚えています。
「な、何、いきなりどうしたの?」と親友が言ったのと同時くらいに
のちの夫から「うるせー」と、丸めたおしぼりが飛んできました。
おしぼりは軽くポイッと投げられただけなので、テーブルの隅に着地してコロコロっとすぐ止まりましたが
場の空気が凍り、しょっぱなからシーンとなる飲み会。
それで普通なら当然謝るのでしょうが、連日の激務でかなりテンションがおかしくなっていた私は
「おしぼり!投げた!アッハハハハ最高!似てるし!」
などと爆笑。
するとのちの夫もすこし間があった後に何故かつられて爆笑。
(後日聞いたところ、夫も激務続きで疲れていたとのこと)
今思えば、その瞬間にすでに「あ、この人と結婚するのではないかなぁ」と感じたような気がします。
その後はごく自然にのちの夫の向かいの席に座り、あとは「似てる」「似てねぇよ」「似てるし」「似てないってば」
という馬鹿げた繰り返しをしながら一気に仲良くなりました。
そして数ヵ月後にはスピード婚。
きっかけとなったブレイクした芸人は消えましたが、夫との仲は順風満帆で今に至っています。
不思議なのは、最初あれほど似ていると思ったのにもかかわらず
今思えばあんなに連呼するほどは似てなかったなぁということです。